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2014年3月5日水曜日

SCO SCSM SCVMMのためのSQL Server 2012のインストール手順

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SCO、SCSM、SCVMM 2012 R2をインストールする前に、前提条件となるSQL Server 2012のインストールをする必要があります。

ここで、手順をメモしておきます。

※作業するコンピューター : SCO01、SCSM01、SCVMM01 / ログオンするユーザー : CONTOSO\administrator

1. SQL Server 2012のインストールプログラム(setup.exe)を実行します。

2. [SQL Serverインストールセンター]が表示されます。画面左の[インストール]をクリックし、画面右の[SQL Serverの新規スタンドアロンインストールを実行するか、既存のインストールに機能を追加します]をクリックします。

3. [SQL Server 2012セットアップ]の[セットアップサポートルール]が表示されます。[OK]ボタンをクリックします。

4. [プロダクトキー]が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。

5. [ライセンス条項]が表示されます。[ライセンス条項に同意します]をチェックし、[次へ]ボタンをクリックします。

6. [製品の更新プログラム]が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。

7. セットアップファイルがインストールされ、[セットアップサポートルール]が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。

※警告が表示されますが、無視することができます。

8. [セットアップロール]が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。

9. [機能の選択]が表示されます。一覧から次の表に従い、機能をチェックし、[次へ]ボタンをクリックします。

コンピューター

機能

SCO01

データベースエンジンサービス、管理ツール – 基本

SCVMM01

データベースエンジンサービス、管理ツール – 基本

SCSM01

データベースエンジンサービス、検索のためのフルテキスト抽出とセマンティック抽出、管理ツール – 基本


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10. [インストールルール]が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。

11. [インスタンスの構成]が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。

12. [必要なディスク領域]が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。

13. [サーバーの構成]の[サービスアカウント]タブが表示されます。仮想マシンがSCO01、SCSM01の場合のみ、[照合順序]タブをクリックします。仮想マシンSCVMM01の場合は、手順17へ進みます。

14. [照合順序]タブが表示されます。[カスタマイズ]ボタンをクリックします。
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15. [SQL Server 2012データベースエンジンの照合順序のカスタマイズ]が表示されます。SCO01の場合、[SQL照合順序]から[SQL_Latain1_General_CP1_CI_AS]を選択します。SCSM01の場合、[Windows照合順序指定子と並び替え順序]の[照合順序指定子]から[Japanese_XJIS_100]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

16. [次へ]ボタンをクリックします。

17. [データベースエンジンの構成]が表示されます。[現在のユーザーの追加]ボタン、[次へ]ボタンの順にクリックします。

18. [エラーレポート]が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。

19. [インストール構成ルール]が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。

20. [インストールの準備完了]が表示されます。[インストール]ボタンをクリックします。

21. SQL Server 2012がインストールされます。インストールが完了すると[完了]が表示されます。[閉じる]ボタンをクリックします。

22. [SQL Serverインストールセンター]を閉じます。

2014年2月27日木曜日

System Center Orchestrator 各コンポーネントの役割とシステム構成パターン

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今回はSCOの各コンポーネントの役割とよくあるシステム構成パターンについて書きます。

図の通り、SCOにはいくつかコンポーネントがあります。

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管理サーバー Runbook DesignerとOrchestrationデータベース間の通信を中継する
Runbook サーバー Runbookを実行する
Orchestration データベース Runbookの定義と実行状態、ログ、構成情報を保存する
Runbook Designer Runbook作成のGUIツール
Runbook Tester Runbookテスト用のGUIツール
Deployment Manager RunbookサーバーとRunbook Designerに統合パックを展開する
Orchestration コンソール Runbookの実行と停止、実行状態の監視などを行うWebベースツール
Orchestration Web サービス 開発用のRESTベースのWebサービス

 

要件や環境によって、以下の3つのパターンが考えられます

1)単一サーバー構成
すべてのコンポーネントを一台物理サーバー、あるいは仮想マシンにインストールする。非常にシンプルな構成です。高可用性は提供されません。

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2)複数台サーバー構成
Orchestration データベース、Runbook Server、Orchestration Web サービスなど重要なコンポーネントを複数台にインストールして、高可用性、負荷分散を実現します。

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3)マルチサイト構成
複数のデータセンターに各コンポーネントを配置する。
ユーザーが自サイトのサーバーにアクセスする。
WANを経由する必要がないため、パフォーマンスを向上する。
DR時にも引き続きサービスを提供する。

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参照情報

Free ebook: System Center: Designing Orchestrator Runbooks

System Center Orachestrator 統合パック ダウンロード一覧

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Integration Packs and Orachestrator Integration Toolkit

MS製のExchange、SharePoint、ActiveDirectory、SCCM、SCDPM、Azure、SCVMM、SCSM、SCOMなどの統合パックが含まれている。SCO2012 R2の場合は、以下のような感じです。

SC2012R2_Integration_Pack_for_Azure.oip
SC2012R2_Integration_Pack_for_Configuration_Manager.oip
SC2012R2_Integration_Pack_for_Data_Protection_Manager.oip
SC2012R2_Integration_Pack_for_Operations_Manager.oip
SC2012R2_Integration_Pack_for_REST.oip
SC2012R2_Integration_Pack_for_Service_Manager.oip
SC2012R2_Integration_Pack_for_Virtual_Machine_Manager.oip
System_Center_2012_R2_Integration_Pack_for_ActiveDirectory.oip
System_Center_2012_R2_Integration_Pack_for_ExchangeAdmin.oip
System_Center_2012_R2_Integration_Pack_for_ExchangeUser.oip
System_Center_2012_R2_Integration_Pack_for_FTP.oip
System_Center_R2_Integration_Pack_for_SharePoint.oip

System Center 2012 R2 - Orchestrator Component Add-ons and Extensions

System Center 2012 – Orchestrator Component Add-ons and Extensions

System Center 2012 Service Pack 1 - Orchestrator Component Add-ons and Extensions

 

サードパーティ製のものもあります。

System Center Orchestrator Integration Packs

Integration Pack for Amazon EC2

Integration Pack  for CA Spectrum

Integration Pack   for Citrix XenDesktop

System Center Orchestrator 統合パックを開発する

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今日は、SCOの統合パックの作成手順をメモしておきます。

以下のブログに詳しく書いてあるので、ここで細かい手順を書きません。幾つか補足をしようと思います。

System Center Orchestrator Integration Pack(IP)を開発する

 

大まかな手順は以下です。

1、Integration Toolkitの前提条件となるWindows Installer XML Toolsetのインストール。

2,Integration Toolkitのインストール(System_Center_2012_[R2_]Orchestrator_Integration_ToolKit.exe)。

System Center 2012 R2 - Orchestrator Component Add-ons and Extensions

System Center 2012 – Orchestrator Component Add-ons and Extensions

3,統合パックを開発(Visual Studio 2012でもいいし、Express 2012 For Webでもいい)。クラスライブラリ プロジェクトを作成し、DLLファイルを生成する。

4,.oipファイルの生成。Orachestrator Integration Pack Wizardを使う。

5,.oipファイルをOrachestrator Deployment Managerで登録、展開する。

6,Orachestrator Runbook Designerで確認する。

 

oipファイルを生成する際に、幾つか名前の意味を補足します。

image ⇒ image image

Product Name ⇒ 統合パックの名前 (Orachestrator Deployment Managerで確認)

Category Name ⇒ 統合パックのカテゴリの名前(Orachestrator Runbook Designerで確認)

 

image ⇒ image

Display Name ⇒ アクティビティの名前(Orachestrator Runbook Designerで確認)

2014年2月26日水曜日

SCO 2012 Runbookの呼び出しでRunbookの名前が「新しいRunbook」になっている

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「Runbookの制御」中に「Runbookの呼び出し」というアクティビティがあります。他のRunbookを「Runbookの呼び出し」で実行することができます。

試してみたところ、「Runbookの呼び出し」のプロバティ→「詳細」→「Runbook」で作成済みのRunbookの名前がほとんど”新しい Runbook”になっている。最初に作成したRunbookの名前しか正しく表示されていない。なんかバグっぽいですね。

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どれがどのRunbookか、選べないので、困ってます!!!

 

解決!!!

Runbookを作ったあとに、必ず一回「チェクイン」する必要があります。保存みたいなもんですね。

2014年2月19日水曜日

System Center Orchestrator Runbook プラットフォームイベントの送信 結果確認

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例えば、以下のようなRunbookがあります。

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コマンドを実行し、終わったら結果を「プラットフォームイベントの送信」に通知する。

詳細情報はどこで確認でするの?

確認している限りでは、Runbook Testerの活動詳細の表示で確認できます。

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System Center Orchestrator RunbookでCSVファイルを読み取り、次のアクティビティでデータを利用する

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今日は、RunbookでCSVファイルの読み取りについて、メモしておきます。

CSVファイルを読み込んで、データの順序を変えてTxtファイルに出力するRunbookを紹介します。

「テキストファイルの管理」中の「行の読み取り」と「行の追加」の2つのアクティビティとField関数(Functions)を利用します。

image

 

・「行の読み取り」のプロバティで、CSVファイルとエンコードを指定します。

image

CSVファイルの中身は、以下のような感じです。

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・「行の追加」のプロバティで出力するTXTファイルとエンコードと、追加するテキストを指定します。

追加→テキストで以下のように指定(セミコロンで区切る)

[Field({行のテキスト、取得元:”行の読み取り”},’,’,3)];[Field({行のテキスト、取得元:”行の読み取り”},’,’,2)];[Field({行のテキスト、取得元:”行の読み取り”},’,’,1)];

image

 

・Runbook Testerを実行して、出力されたTXtファイルの中身は以下になります。

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Field関数を使って、あとのアクティビティで一行のCSVデータを利用できるようになります。

 

Orchestrator Excel Integration Pack 1.5という統合パックもありますが、Readした後に、CSV各列のデータを処理するには、Field関数を使う必要があります。

System Center 2012 Orchestrator Runbook(サービス監視)を常時実行

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サービス監視のRunbookを作成して、チェックインして、常に実行させる方法です。

Runbook作成

「プロバティ」で監視するコンピューターとサービスを指定。ここではWindows Audioに設定

「トリガー」でトリガーを指定。サービスが停止場合はRunbookがアクションを実行。

「オプション」で停止しているサービスを再開するを指定。間隔も設定できる。

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Runbookをチェックインし、実行する。

これでWindows Audioサービスが停止した直後、Runbookが検知し、サービスを再開するようになる。