Hyper-Vで検証環境を作る時に、仮想マシン一台一台OSインストールして設定する事が大変ですね。こういう場合は、Hyper-Vの親ディスク(マスタイメージ)、差分ディスクを使うことをおすすめします。イメージとしては、一個の親ディスクがあって、複数の差分ディスクが親ディスクを共有しているような感じです。差分ディスクで仮想マシンを作成して、それぞれの仮想マシンに違うサービスパックやアプリケーションをインストールする事ができます。
親ディスクの作成は以下の手順となります。
1)親ディスクをホストするための仮想マシンAを作成する(手順は省略します)
2)仮想マシンAにOSをインストールする
3)仮想マシンAにログオンし、%Windir%\System32\sysprep\sysprep.exe を実行する(OSの固有情報を削除するため)
・設定画面で「システムの OOBE (Out-of-Box Experience) に入る」を選択し、「一般化する」にチェックをつけ、「終了」を選択し、「OK」をクリックする
・仮想マシンAをシャットダウンする
※Sysprep の実行時に「終了」ではなく「シャットダウン」を選択するのが一般的ですが、シャットダウンではなく再起動されることがあったため、Sysprep の「終了」を選択したうえでシャットダウンの操作を実施しています
4)仮想マシンAを削除する。(※仮想マシンAが削除されたが、親ディスクはちゃんと残っている)
・Hyper-V のディスクイメージが格納されているパス(既定では %SystemDrive%\Users\Public\Documents\Hyper-V\Virtual Hard Disks となっている)をエクスプローラで開き、VHDファイルに対して読み取り専用の属性を設定する
以上の操作により、親ディスクの作成が完了です。
Hypver-Vマネージャー→新規→ハードディスクをクリックし、差分ディスクを作成する。作成する際に親ディスクに上記の親ディスクを指定する。
差分ディスクを作成したら、差分ディスクを使って仮想マシンを作成する。
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