今回はSCOの各コンポーネントの役割とよくあるシステム構成パターンについて書きます。
図の通り、SCOにはいくつかコンポーネントがあります。
管理サーバー | Runbook DesignerとOrchestrationデータベース間の通信を中継する |
Runbook サーバー | Runbookを実行する |
Orchestration データベース | Runbookの定義と実行状態、ログ、構成情報を保存する |
Runbook Designer | Runbook作成のGUIツール |
Runbook Tester | Runbookテスト用のGUIツール |
Deployment Manager | RunbookサーバーとRunbook Designerに統合パックを展開する |
Orchestration コンソール | Runbookの実行と停止、実行状態の監視などを行うWebベースツール |
Orchestration Web サービス | 開発用のRESTベースのWebサービス |
要件や環境によって、以下の3つのパターンが考えられます
1)単一サーバー構成
すべてのコンポーネントを一台物理サーバー、あるいは仮想マシンにインストールする。非常にシンプルな構成です。高可用性は提供されません。
2)複数台サーバー構成
Orchestration データベース、Runbook Server、Orchestration Web サービスなど重要なコンポーネントを複数台にインストールして、高可用性、負荷分散を実現します。
3)マルチサイト構成
複数のデータセンターに各コンポーネントを配置する。
ユーザーが自サイトのサーバーにアクセスする。
WANを経由する必要がないため、パフォーマンスを向上する。
DR時にも引き続きサービスを提供する。
参照情報
Free ebook: System Center: Designing Orchestrator Runbooks
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