Exchange 2013 CU1時にあった問題をメモしておきます。
・環境構成
Exchange Server 2013二台(兼DC)、DAG構成
・CU1インストールファイルを一台目にコピーする
・セットアップをクリックする。すると、
別バージョンの製品が既にインストールされています。。。。のようなメッセージが表示される。
これを無視して続行し、特別な設定がなく、「次へ」をクリックしたら、正常にインストールできた。
・二台目でもセットアップ起動すると、同じメッセージが表示される。しかし、セットアップウィザードが起動されない模様。何度もやっても結果は同じ。一台目は正常にできたのに、二台目はなぜダメ?と思いながら、深追いはとりあえずしない、既存バージョンをアンインストールすることを決めた。
・「プログラムの追加と削除」でアンインストールを行う。アンインストールのセットアップが表示され、「前提条件の分析」というステップで下記のエラーが出た。
1:このコンピュータはデータベース可用性グループ(DAG)のメンバーです。Exchangeをアンインストールする前に、このコンピュータをDAGから削除する必要があります。
2:アンインストールを続行できません。データベースDB01:データベース"DB01"の複数のコピーが他のサーバー上にあります。アクティブなデータベースを削除するには、まず他のサーバーからすべてのコピーを削除する必要があります。。。。
☆DAGグループから、サーバー、すべてのコピーを削除することは、結構危ないと思って、削除するのをやめた。他の方法はないか、ネット上で探してみたところ、一個のブログに結構細かい考慮事項、手順など記載されています。
Installing Cumulative Updates for Exchange Server 2013
*準備タスク(主に本番環境向け)
・CUをMicrosoft Download Centerからダウンロードする。
・関連サーバー(AD、Exchange)のバックアップが取れていること。
・カスタマイズ設定を記載するパラメータシートなどがあること。
*CUインストール時の注意点
・インタネット向けのサイトにあるExchangeサーバーに最初にインストールすること。
・[MBX Server First、CAS Server Second]の順番でインストールすること。(MBX,CAS同居の場合は順番気にしなくていい)
・DAGメンバーサーバー、CASアレイメンバーサーバーをなるべく短い期間でUpdate完了させること。
*Mailbox Serverへのインストール
・MBXサーバーをメンテナンスモードに変更する(例:E15MB1のモードをメンテナンスモードに変更)
[PS] C:\>Set-ServerComponentState E15MB1 –Component HubTransport –State Draining –Requester Maintenance [PS] C:\>Set-ServerComponentState E15MB1 –Component ServerWideOffline –State InActive –Requester Maintenance |
☆DAGメンバーであるMBXサーバーの場合は、持っているDBコピーを別サーバーに移動する必要があるため、以下の操作を行う。
・Suspend Cluster Node
Suspend-ClusterNode ws201202
・DatabaseCopyActivationを無効
Set-MailboxServer ws201202 –DatabaseCopyActivationDisableAndMoveNow $true
・既定のDatabaseCopyAutoActivationPolicyを確認
Get-MailboxServer ws201202 | select DatabaseCopyAutoActivationPolicy
・DatabaseCopyAutoActivationPolicyがUnrestrictedになっている場合は、Blockedに変更
Set-MailboxServer ws201202 -DatabaseCopyAutoActivationPolicy Blocked
・メンテナンスモードに設定
Set-ServerComponentState ws201202 –Component ServerWideOffline –State InActive –Requester Maintenance
CUのインストールが終わったら、以下のコマンドで元の設定に戻す
[PS] C:\>Set-ServerComponentState E15MB1 –Component ServerWideOffline –State Active –Requester Maintenance |
*Client Accessサーバーへのインストール
ロードバランサー構成の場合は、ロードバランサーから対象となるCASサーバーを削除する必要がある。(Clientからのコネクションを受け付けないため)。CUインストール終わったら、ロードバランサーに追加する。
*ADの準備
ADスキーマ拡張が必要。コマンドでCUをインストールする場合、下記のコマンドを実行する。GUIでセットアップするときには自動的に拡張される。
- Run setup.exe /PrepareSchema /IAcceptExchangeServerLicenseTerms (requires Enterprise Admins and Schema Admins permissions, and must be performed in the same AD Site as the Schema Master on a server with the RSAT-ADDS-Tools feature installed – the Schema Master itself would meet these requirements)
- Run setup.exe /PrepareAD /IAcceptExchangeServerLicenseTerms
- Run setup.exe /PrepareDomain /IAcceptExchangeServerLicenseTerms in each domain in your forest that contains Exchange servers or mailboxes
CUのインストールにコマンドベースとGUIベース2つの方法がある。
コマンド
Setup /m:upgrade /IacceptExchangeServerLicenseTerms
GUI
インストールフォルダーにあるexchangeserver.msiをクリックする
*インストール後のタスク
・Rebalance the Database Availability Group
[PS] C:\>cd $exscripts |
・サーバーヘルスを確認
- Check the cluster nodes are all up – verify that you have not left any DAG members suspended in the cluster by running the Get-ClusterNode cmdlet on one of the DAG members.
- Test service health – use the Test-ServiceHealth cmdlet to verify that all required services are running on each server.
- Test MAPI connectivity to every database – use the Test-MAPIConnectivity cmdlet to verify that all databases are mounted and accessible.
- Check the database copy status for DAGs – use the Get-MailboxDatabaseCopyStatus cmdlet to verify that all database copies, copy/replay queues, and content indexes are healthy.
- Test replication health for DAGs – use the Test-ReplicationHealth cmdlet on each DAG member to verify replication health is good.
- Check the database activation policy for each Mailbox server – verify that each Mailbox server that is in a DAG has the correct database activation policy for your environment.
- Check server component status – use Get-ServerComponent to verify that you have not left any servers in maintenance mode.
この記事がお役にたちましたらシェアをお願いします:)
0 件のコメント:
コメントを投稿