Outlook Anywhereを運用している環境では、一部のユーザーに対して、Outlook Anywhereを有効にし、他のユーザーに対して、無効にするという要望が多いかと思います。Set-CASMailboxコマンドで実現できます。
・個別のユーザーに対してOutlook Anywhereを無効にする
Get-Mailbox -Identity <name> | Set-CASMailbox -MAPIBlockOutlookRpcHttp:$true |
・すべてのユーザーに対してOutlook Anywhereを無効にする
Get-Mailbox -ResultSize Unlimited | Set-CASMailbox -MAPIBlockOutlookRpcHttp:$true |
・一部のユーザーに対して無効にする場合は、簡単なPowershellスクリプトでできます。
ユーザーの名前を以下のようにテキストファイルmailboxes.txtに保存
test1 test2 test3 … |
Powershellスクリプト
$Mailboxes = Get-Content c:\temp\mailboxes.txt |
※注意
一度Outlook Anywhere接続ができたユーザーに対して無効にした場合は、設定がすぐに反映されないらしいため、変更直後Outlook Anywhere接続を試すと、成功という結果となります。原因としては、MAPI接続の認証情報は最大2時間程度Exchange側でキャッシュされるため、即時反映されないことがあるそうです。新規のユーザーで試すか、2時間を待つか、などの対応が必要です。
有効にする場合は、-MAPIBlockOutlookRpcHttpの値を$falseに設定します。
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