2012年9月28日金曜日

fsutil とEnter-PSSession

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fsutilコマンドは一定のサイズのファイルを作成するためのコマンドです。構文は以下のような感じです。

>fsutil file createnew FileName Size

例:fsutil file createnew test.txt 1024

サイズが1024Bytesでファイル名がtest.txtというファイルを作成する

 

Enter-PSSessionはPowershellでリモート処理が行えるようにする時に使われるコマンドです。

ローカルマシンのPowershellからリモートマシンに接続するには、

Enter-PSSession <接続先コンピューター名>

という構文でコマンドを実行すればいいです。

もし接続できない場合は、

・ネットワーク的に繋がっていない

・リモート処理の構成がされていない(Enable-PSRemoting)

可能性があるので、確認が必要。

2012年9月11日火曜日

Exchange Server 2013 CASのプロキシ&リダイレクションの動き

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Reference:A closer look at the changes in the Client Access Infrastructure in Exchange Server 2013

2012年9月10日月曜日

Windows Server 2012 サーバーコアとGUIモードの切り替え

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Windows Server 2012では、サーバーコアとフルインストールの2つのモードがあります。1つのモードでインストールしていて、別のモードに切り替えたい時は、"User Interfaces and Infrastructure"機能をインストール、またはアンインストールするだけで実現できます。
Powershellを使う場合は、以下の感じです。
・アンインストール
Remove-WindowsFeature Server-Gui-Shell, Server-Gui-Mgmt-Infra
or
Uninstall-WindowsFeature Server-Gui-Shell, Server-Gui-Mgmt-Infra
・インストール
Add-WindowsFeature Server-Gui-Shell, Server-Gui-Mgmt-Infra
or
Install-WindowsFeature Server-Gui-Shell, Server-Gui-Mgmt-Infra

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2012年9月4日火曜日

Outlook 2013からExchange 2013に接続できた

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Outlook 2007でExchange 2013 Previewに接続することを試みましたが、できませんでした。原因不明です。
そして、Outlook 2013 Previewでやってみて、うまく接続できました。Office 2013のインストールには結構苦労しましたが。。。
最初はWindows 8にOnline Installerでインストールしていました。.exeを実行したら、なんのメッセージもなく、何回も.exeをクリックしたら、setupプロセスが増えるだけでした。
仕方なくOnlineインストールを諦めて、直接インストールファイルをダウンロードして、インストールしました。(最初はOnlineインストーラーしかないと思っていた)
Online Installer Download Office 2013 Preview

Installation package
English =     64-bit (x64) Download (702 MB)          32-bit (x86) Download (624 MB)
Japanese =   64-bit (x64) Download (702 MB)          32-bit (x86) Download (624 MB)
 
▶自動アカウントセットアップ
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Outlook 2013の画面
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Outlookの接続状態をみてみたら、SMTPアドレス、プロキシサーバー、サーバー名などの情報が確認できます。
サーバー名にある文字列はメールボックスのGUIDです。044bc151*で始まったやつは、メールボックスcyeのGUIDで、531cc946で始まったやつはパブリックフォルダのメールボックスのGUIDです。
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▶手動設定の場合は、アカウントの追加が正常にできるのですが、Outlook起動時に”Microsoft Outlookを起動できません。。。”のようなエラーが表示されます。
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エラーメッセージ
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データファイルを確認してみたら、図のように0KBになっている事がわかります。なぜこうなっているのか、原因はまだわかりません。
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アカウント追加時に注意すべきことは2つあります。
1,IEでプロキシの設定をした場合は、「メールサーバーの設定を探しています」のところで名前解決ができなくて止まってしまう可能性があります。
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2,サーバーとHTTPS通信を行うので、プロキシサーバー(CAS)の証明書が信頼されない場合は、以下のエラーが表示され、Outlookを起動できないことが起きます。
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Office 2013 Preview download

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Online Installer Download Office 2013 Professional Plus MSI Installer
 
Installation package
English =     64-bit (x64) Download (702 MB)          32-bit (x86) Download (624 MB)
Español =     64-bit (x64) Download (702 MB)          32-bit (x86) Download (624 MB)
Japanese =   64-bit (x64) Download (702 MB)          32-bit (x86) Download (624 MB)





2012年9月3日月曜日

OutlookからExchange Serverへの接続について

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Exchange Server 2013 Previewを触っていて、Outlook2007から接続してみようと思ったら、エラーが発生し接続できませんでした。

調査のついでにOutlookから各バージョンのExchange Serverへの接続をまとめてみました。

OutlookのバージョンはExchangeのバージョンに対応していることを前提にします。

 

▶Exchange 2003

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Exchange 2003では、役割的にFront End,Back Endに分かれたが、社内ネットワークのOutlookクライアントからの接続はMAPI RPCを使用して行います。OutlookはBack Endサーバーに直接アクセスします。

Outlook初回起動時に(プロファイル作成)、設定画面でExchange サーバー、ユーザーアカウントを指定してあげて、メールボックスに接続できるようになります。

※MAPI(Messaging Application Programming Interface)とはメッセージを送受信するアプリケーション用にマイクロソフトが作成した規約です。

RPC(Remote Procedure Call)とはリモートコンピュータ上で稼働するサービスを呼び出すためのプロトコルです。

 

▶Exchange 2007

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Exchange 2007では、MBX,CAS,HUB,UM,Edge5つの役割に分割されて、Outlook以外のアクセスはCASサーバーを経由するが、社内のOutlookアクセスはExchange 2003時のようにMAPI RPCでMBXサーバーに直接接続します。

Exchange 2007になって、自動検出(Autodiscover)機能が導入されています。初回アクセス時に、Outlookは自動検出でプロファイルを作成するために必要なExchange構成情報を取得します。こうすることによってExchange サーバーを入力することなく、自動的にプロファイルの作成ができるようになります。

※自動検出の仕組み

・CAS役割をインストールすると、ADにサービス接続ポイント(SCP、CASのURLが含まれる)が自動的に構成されます。

・Outlookの初回起動時にExchange ServerはADの情報を使用してOutlook構成テンプレートを作成します。テンプレートにはAD,Exchangeに関する情報が含まれています。

・OutlookはSCPを使ってCASサーバーで自動検出サービスを検索します。

・Outlookが、必要な構成情報を自動検出サービスからダウンロードしてプロファイルを作成します。

 

▶Exchange 2010

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Exchange 2010では、役割的に2007と変わっていませんが、CASの役割にはRPCクライアントアクセスサービスが導入されました。この変更によって、Outlookは前のバージョンのようにMAPI RPCでMBXサーバーと通信するのではなく、CASサーバーを介してMAPI RPCを使用してMBXサーバーに接続するようになりました。

Outlook起動時に、自動の場合は、2007の時と変わりはありません。手動の場合は、Exchange ServerをCASに指定します。

 

▶Exchange 2013

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Exchange 2013 Previewでは、アーキテクチャが大きく変更されたといえるでしょう。役割が2つ(CAS,MBX)になりました。役割の数が少なくなっていますが、前のバージョンの各種サービスがほとんど残っています。CASサービス、MBXサービス、HUBサービス、UMサービスがMBXサーバーに存在しているので、MBXサーバーの機能が強化され、担当するタスクが多くなっています。一方、CASの仕事は少なくなっています。認証、リダイレクション、プロキシなどの機能しか提供しません。

そのため、OutlookからExchangeサーバーへのアクセスも変わっています。2010では、接続ポイントがCAS ArrayのFQDNになっていますが、2013では、接続ポイントは(ユーザーメールボックスのGUID+@+UPNサフィックス)のような形式になっています。OutlookとCASの間で、RPC over HTTPS(MAPIをHTTPSでカプセル化する)通信が行われます。OutlookはCASサーバーへアクセスして、CASサーバーでユーザー認証が行われたら、HTTPSトラフィックが該当のMBXサーバーにリダイレクトされます。

Outlook初回起動時に、前のバージョンのように、Autodiscoverを使用して、新しい接続ポイントを探します。

 

テスト環境でOutlook2007からExchange 2013に接続してみたが、図のように、ステップ2のところで止まっています。原因はまだ不明。

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