2011年3月25日金曜日

Linux grepコマンドで使う正規表現

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grep コマンドは、ファイルの中からデータを検索します。また、パイプ"|" grep とすることで、標準入力から入ったデータに対し検索を行うことも可能です。

書式
grep [オプション] 検索条件 [指定ファイル]

指定ファイルの部分は、1つでもかまいませんし、*のようなワイルドカードを利用した複数ファイルの指
定でも可能です。 ワイルドカードとは、不特定の文字列を表現するのに利用される記号のことです。
検索条件として、正規表現が用いられます。正規表現は、grepのみならずUNIXで用いられるパター
ンマッチや、他のプログラミング言語でも利用されている、非常に重要な機能です。

正規表現で主に用いられる記号は次の通りです。
記号 意味
^ 行頭を表す
$ 行末を表す
. 任意の一字を意味する
* 直前文字の0回以上の繰り返しを意味する
[...] ...の中の任意の一字を意味する
[^...] ...の文字が含まれないことを意味する。
\ 正規表現の記号をエスケープする。

■利用例
^abc abcで始まる文字列
abc$ abcで終わる文字列
a.b aとbの間に一文字入っている
[ab]ab a もしくはbで始まるab(aab, bab)
[^ab]ab a もしくはbで始まらない(not)で、abが続くもの(例:xab, zab等)


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