WSHの基本オブジェクト
1つ目は、WSHに標準的に付属しているオブジェクトだ。多くのスクリプトは、これらの基本オブジェクトを単独、ないし組み合わせて利用することにより実現されている。
-  WScriptオブジェクト 
 ほかのオブジェクトを呼び出したり、標準入出力を扱ったり、スクリプトの実行を制御したり、コマンドライン引数を読み込んだりできるWSHのトップレベル・オブジェクト。
-  FileSystemObjectオブジェクト 
 ファイルやフォルダのコピー、移動、削除などを自由自在に行えるオブジェクト。サイズや更新日時などのプロパティの値も取得できる。
 またこのオブジェクトを使うことで、テキスト・ファイルに文字列を書き込んだり、読み出したりすることができる。
-  WshShellオブジェクト 
 アプリケーションを起動させたり、終了させたりするためのオブジェクト。また、実行中のアプリケーションに対し、任意のキー・コード(キーを押したという情報)を送出することができる。つまり、このオブジェクトを使えば、キーボード操作を自動化できる。コンソール・アプリケーションでは、その出力内容も取得できる。
 ほかにも、レジストリの操作や、ショートカットの作成などが可能である。
-  WshNetworkオブジェクト 
 ネットワーク・ドライブやネットワーク・プリンタをリストアップしたり、作成、削除したりできるオブジェクト。
-  WshControllerオブジェクト 
 ネットワーク上のほかのPC上でスクリプトを実行することができるオブジェクト。
0 件のコメント:
コメントを投稿